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アクアティップス

自分が興味を持った事をダラダラと書いています。ブログは気晴らしです。

LED・蛍光灯・メタハラを徹底比較 正しい照明選びのヒント

照明の基礎知識

光は生体や水草に大きな影響を与えます。購入を考えている人は参考にして下さい。

LED、蛍光灯、メタハラ、と大きく分けて説明していますが、製品によっては細かな違いがあるかもしれません。一般的な特徴について書いていますからあくまで参考程度にして下さい。

気になった商品は自分で詳しく調べたり、ショップの人に聞いたり、レビューを参考にしたりしながら、総合的に判断することをお勧めします。

 

単位について

照明の特徴やスペックを説明するときに度々出てくる言葉です。難しい定義を覚える必要はありませんから安心して下さい。大体のイメージをつかむ程度で十分です。

色温度
ケルビン
〈K〉

・光の白さ

本来は光の色を表す単位。アクアリウムでは基本的に高ケルビン(白っぽい光)が好まれるため、単純に光の白さと考えても良い。よく間違われるがケルビンは明るさの単位ではない。

光量,全光束
ルーメン
〈lm〉

・光自体の明るさ

アクアリウムではLED照明の光量を表すためによく使われる。60cm水槽で2~3000lmあれば大概の水草は育つ。

照度
ルクス
〈lx〉

・1㎡あたりの面の明るさ

面の明るさ、つまり照度を表す。ルーメンは光自体の明るさを表すため区別される。アクアリウムでは明るさをルクスではなくルーメンで表記する事が多い。

波長
ナノメートル
〈nm〉

・光の色

水草を育てる場合、波長を気にすることがある。水草光合成に使う波長〈0.4〜0.7nm〉のうち、コケが好む緑色の光〈0.5〜0.6nm〉が少ない物が高く評価される。

演色性
アールエー
〈Ra〉

・自然光の再現度

0〜100まであり、Ra0は光が見えていない白黒の状態、Ra100は自然の光があたった時と同じ色を再現していることになる。基本的にRa80を超える照明は評価される。

この5つだけでも大体どれくらいの光なのかを把握することができます。これらの単位はよく出てくるので、なんとなくでもイメージを掴んでいて下さい。

 

注意点

1つの水槽で、2つ以上照明を設置する際の注意点です。

ルーメンは光の量ですから、照明が増えるだけ値も足し算することが出来ます。一方でよく間違われるのはケルビンです。上で述べたようにケルビンは光の色を表す単位ですから、照明が増えても足し算しないで下さい。

 

照明の必要性

  1. 水草の育成
  2. レイアウトの演出
  3. 魚の体色を美しく見せる
  4. 朝昼夜の生活リズムを作る

照明の必要性はまだまだあります。アクアリウムでは殆どのケースで照明は必要になるでしょう。

 

種類とその特徴

LED、蛍光灯、メタハラの3つに分けて表にしています。どうしても個人的な主観が入ってしまいますが、なんとなくでも全体的なイメージを掴んでもらえればと思います。

                                          LED                蛍光灯             メタハラ       
本体価格    ◯    ◯    △
交換球価格    ◯    ◎    △
電気代    ◎    ◯    △
ランニングコスト    ◎    △    △
日常管理    ◯    △    ◯
水草との相性    ◯    ◎    ◯
光の美しさ    ◯    ◎    ◎
外観    ◯    ◯    ◎
発熱    ◎    ◯    △
電球の種類    △    ◎    ◯
光源 面光源 面光源 点光源

*電球の種類は商品数の多さではなく、異なる波長や淡水・海水用などの種類がどれ程揃っているかで判断しています。

人それぞれ受ける印象が異なると思いますが基本的にはこのような感じです。

 

点光源と面光源の違い

点光源と面光源という言葉が出て来たので補足します。簡単に説明すると、光の当たる所と影の境目がはっきりしているのが点光源で、ぼやけてけているのが面光源と考えて下さい。

メタハラなどの点光源の照明は影と光の明暗がはっきりしていて幻想的な雰囲気を作り出すことが出来ます。水面がゆらいだ時などにも美しい影が低床に映りやすくゴージャスな印象を受けます。

 

照明の形状と特徴

 

1.上置型

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1番メジャーなタイプで、バリエーションも多くデザイン性も高いものが多いです。特に蛍光灯やLEDなどは上置型の製品が多い傾向にあります。欠点としてあげられるのは水槽をメンテナンスする際に邪魔になることくらいでしょう。

2.クリップ式

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どんな水槽のサイズにも使用できるのが特徴です。特に小型水槽用の照明に多い傾向がありますが、上置型と併用して明るさを補足するなど使い方はたくさんあります。

3.吊り下げ式

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水槽上部がスッキリするため、メンテナンスもしやすくオープンアクアリウムに向いています。上置型の照明として販売されている商品を吊り下げて使うこともできますし、どちらでも使える商品あります。余別に吊り下げスタンドも購入する必要があります。

4.水中型

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水面で光がはじかれることがないため水槽内を明るく照らすことができます。照明の中ではマイナーな方ですが、使い方次第で面白い演出が出来るのが特徴です。

 

LEDについて

LEDは他に比べると比較的最近になってアクアリウムで注目されたため、ネット上では色々な事がウワサされてきした。今になってだんだんわかってきた事もありますから、それも含めて紹介しようと思います。

実際にアクアリウム先進国のドイツなどではLEDが主流になってきています。日本のアクアリウムメーカーもLEDの水槽照明をたくさん開発していますし、新商品が出るたびに性能も向上しています。アクアリウム界でもLEDは認められるようになってきました。

そんなLEDの長所、短所から説明していきます。

 

保証について

記載された寿命時間に到達しなかったとしても、ほとんどの場合は保証を受けることは出来ません。

1.2年で切れた場合は保証されるかもしれませんが、総点灯時間に届かなかったからといって全て保証されることはありません。総点灯時間の表示はあくまでも設計上の寿命であって、実際に使用した場合にこの寿命を保証するものではないからです。

 

LEDの長所

 

1.本体価格が安い

私的には1番ありがたいところだったりします。60cm水槽用だと、6000円程度で見た目も性能も申し分ないものが手に入ります。

蛍光灯なら見た目のチープなプラスチック外装でも1灯で3000円程度です。アルミ外装の蛍光灯であれば20,000円は超えるため初心者の方は手を出しにくいでしょう。さらに蛍光灯の場合は交換球も必要になってきますから、本体価格を考えるとLEDの方がコストを抑える事ができます。

 

2.電気代が安い

同じ明るさの蛍光灯を比較すると、LEDは3分の1かそれ以下の電力しか使いません。ですから電気代もそれなりに安くなります。アクアリウムで1番電気を食うのはヒーターだと思いますが、照明に使う電気代も出来るだけ安くしたいものです。

 

3.ランニングコストが安い

そもそもLEDは長寿命という事で注目されるようになりましたから、長期的なコスパを考えると、どの電球よりも安く済みます。

私の使用しているLEDは40,000時間点灯できますから、1日12時間で考えると9年使える計算になります。〈私は1日7時間ですからいつまで持つやら....〉

 

4.インテリア性が高い

最近では上置型LEDが人気のようです。外装もプラスチックではなくインテリア性と機能性を重視した金属製の商品が多い印象です。吊り下げ式で使えるものも多く、金属製外装の蛍光灯と見間違えるほど精錬されていたりします。

LEDは電球タイプのものもあります。アクアリウム用ではなくても、Amazonで植物用LEDを検索すればたくさんヒットします。植物の成長に必要な光の波長を含んでいるため水草水槽に使えます。

私も補足照明として持っていますが、少し暗く感じる所をピンポイントで照らせるためとても重宝しています。電球タイプのLEDは他に比べると値段が高くなりますが、外装が金属製で美しいものが多く、電球むき出しのまま使いたいくらいです。

 

5.水草育成も可能

LEDが水草育成に向かないとされていた最大の原因は、水草の育成に有効な赤の波長を出しにくいからだと思われます。赤の波長の光がないと水草が育たないというわけではありませんが、少なからず影響するでしょう。

最近では水草育成向きの赤をしっかりカバーした商品が多くなっています。今までは、明るいだけの照明が人気でしたが、開発者も水草育成に必要な波長をカバーする事は販売促進のために必要だと考えたはずです。

 

LEDの短所

 

1.波長の調節がしにくい

波長を調節する事で、自由に水草に合った光を作ることが出来ます。波長は電球によってそれぞれ決まっていますから、飼育者が意図的に調節することが出来ます。例えば、2灯式の蛍光灯の場合1灯目でカバーしきれなかった波長を2灯目でカバーする事も出来ます。

LEDの場合は電球式でなければ交換球などありませんから、必要であれば照明を追加するしかなくなってしまいます。水草育成向きのLEDならまず問題はないと思いますが、LEDの製品は蛍光灯の交換球ほど詳しく波長が表示されないことが多いため、こだわる人向けではないといえます。

 

2.意外と熱を持つ

LEDは熱を持ちにくい事で知られていますが、「意外と熱くなるなぁ」というのが印象です。もちろん商品にもよりますが、全体的に見ても同じような印象を持つ人は多いようです。

蛍光灯やメタハラと比べるとマシではありますが、夏場の高水温を全く気にしなくていい訳ではありません。もしかしたら、耐久性の向上と腐食防止のために金属ボディーの製品が増えたのも関係しているのかもしれませんね。

 

蛍光灯について

蛍光灯はアクアリウムの照明としてずっと使われ続けてきました。

交換球のバリエーションがとても多く、淡水、海水用共に、表現できない光などないと言わんばかりの種類があります。蛍光灯だけにこだわるアクアリストがいるのも頷けます。蛍光灯についての詳しい説明の前に蛍光灯のランプの種類について少し説明します。

 

蛍光管の種類

大きく分けると2種類あります。購入の際に必ずどちらのタイプかを確認して下さい。蛍光灯本体と蛍光管の種類が違うと使用することは出来ませんから注意が必要です。

 

1.インバーター

いちばん水草育成向けですが値段は少し高めです。特徴は何と言っても明るく、消費電力も他と変わりません。グロースターター式に比べてチラつきが少ないのも特徴です。表記 : FHF

2.グロースターター式

アクアリウムで最も一般的に使われていて安価です。インバーター式ほど明るくはありませんが、水草育成にも使用できます。60cm水槽だと3灯は必要になるでしょう。表記は : FL

ラピッドスターター式と言う物もありますが、光り始めまでの時間が短いだけで、アクアリウムではあまり必要性がないため、あまり使われてはいません。

 

蛍光灯の長所

 

1.水草育成に向く

蛍光灯が他と比べて水草育成に向く理由のひとつとして、赤の波長を出しやすいことがあげられます。水草は赤や青の光を好み、その中でも赤は特に必要な光です。

最近ではLEDでも赤の波長を重視した製品を多く製造するようになりましたが、蛍光灯は既に豊富な種類が揃っています。そのため、再現できる波長のバリエーションが多く水草育成には向いていると言えます。

 

2.種類が豊富

今まで主流だっただけあってかなりの種類があります。波長や明るさも様々で、新商品も出続けています。これも蛍光灯がアクアリウムの照明として支持し続けられている証拠だと思います。

蛍光灯本体も多くの種類がありますが、蛍光管の数もものすごく多いです。もちろん淡水に限らず海水用もあります。照明にこだわる人なら蛍光灯で決まりでしょう。

 

蛍光灯の欠点

 

1.ランニングコストが高い

蛍光管は場合は半年から1年の間に寿命が来てしまいますから、交換にかかるコストはそれなりに高くなります。最近では長寿命のランプも多くなってきましたが、それなりに値段も高くなりますから、コスト面ではLEDの方が安いです。

家庭用の蛍光管を使うという手もありますが、光にこだわらないのであれば蛍光灯にこだわる必要もないような気がしてしまいますが...。

 

メタハラについて

メタルハライドランプとはHIDランプと呼ばれる種類の照明です。最大の特徴は光の強さと美しさにあります。値段が高く手を出しにくいですがその性能は素晴らしいものです。〈以下メタハラ〉

 

メタハラの長所

 

1.光量はピカイチ

アクアリウムランプの中でも圧倒的な光の強さを誇ります。実際に野球場などで使われている照明ですから、どれくらいの眩しさかは想像できるでしょう。

光の強さという面では、今までに紹介したLEDや蛍光灯も追いつけないほどのもので、太陽光に1番近い照明とも言えます。そのため光が高温を放ってしまい、水温を上げてしまうというような太陽光と同じ欠点もある程です。

水草の成長に関しても、伸びるスピードは1番早いと言われています。もちろん環境にもよりますが、光量を多く必要とする水草の場合は蛍光灯も追いつけないほどの成長が見込めるかもしれません。

 

2.光が美しい

光の美しさゆえにメタハラから離れられないと言う人もいるほどです。

メタハラの光は蛍光灯やLEDの光とは性質が根本的に異なります。メタハラの光は影の境目をはっきり映し出すため、とても幻想的な世界を作ることが出来ます。

ただ明るいだけの光ではなくメリハリのある美しい光です。私もショップなどで見かけるとつい見入ってしまいます。特に水面の揺らぎがはっきり底の方に映るのを見ると癒されます。

水草レイアウトの撮影などにメタハラが使われるのも、自然で美しい光を再現できるからです。別の点としては光が底まで届きやすいと言うことが挙げられます。大型水槽はもちろんハイタイプの水槽などにはもってこいの照明です。

 

3.光量で比較すると安い

電気代だけを見ると一見メタハラだけが高いように感じますが、大型水槽などで光量がたくさん必要な場合メタハラの方が経済的だったりします。

これには発光効率〈ランプ効率〉が関係しているので始めに説明しておきます。

発光効率 : 1Wの電力でどれだけの光を出せるかを表すもの。数値が大きいほどエネルギー効率が良いと言える。

メタハラの発光効率は70〜130lm/W 程度だと言われています。蛍光灯が50〜90lm/Wくらいですから、メタハラは少ないワット数で強力な光を放つことを得意としています。

それぞれ同じ光量に合わせて比較してみましょう。 

メタハラの発光効率を100lm/Wと考え、150Wでかけ算して15,000lm
蛍光灯の発光効率を70lm/Wと考え、214Wでかけ算して約15,000lm

*90cm水槽では150Wのメタハラ球が使われることが多い

*メタハラは水面から離して使用されることが多いため必要以上にルーメン値が高い

この計算だと、蛍光灯でメタハラ並の光量を出そうと思えば、32W蛍光管を7本設置する計算になります。また、交換球の寿命も考慮しなければいけません。

メタハラは1〜2年で球を交換しますが、多少暗くなるのを我慢すれば5年またはそれ以上使えたという話も聞きます。お勧めはしませんけど...。

一方で蛍光管は4〜6ヶ月で交換することが多いようです。もちろん暗くなるのを我慢すれば1年かそれ以上持つかもしれません。交換を年1回にしたとしても7本もあれば7,000円以上かかるでしょう。メタハラの交換球は安いもので5,000円から手に入りますから、交換にかかるコストもメタハラの方が安くなります。

*あくまで同じ光量で比べたらの話です。普通の水草なら蛍光灯で2.3灯あれば大概は育ちます。

ちなみに、LEDは40lm/wあたりだと紹介されていたりしますが昔の話になりつつあります。現在高性能のLEDは160lm/Wを超えるものもあり、最近でも発光効率は年々向上しています。

 

メタハラの欠点

 

1.初期費用が高い

初期費用はめちゃくちゃ高いです。メタハラがお手頃価格であればとっくに私もメタハラを使っていますが、性能ゆえにこの価格も仕方がないのかもしれません。

値段はピンキリですが目安として150Wで5万円程度です。有名なADA社のソーラーIもそのくらいです。蛍光灯のめちゃくちゃ高い製品の値段が、メタハラのスタンダードな値段と考えてもいいと思います。

交換球も4,000円から20,000円程度と高価ですが、1番のネックになるのはメタハラの本体価格でしょう。

 

2.水温を上げてしまう

先程少し触れましたが、メタハラの光は太陽光のように強力で水温を上げてしまいます。時には2度近く上げてしまう事もあると言われています。

絶対に水温を上げたくない場合はクーラーを設置したほうがいいかも知れません。海水水槽でサンゴを育てている人ならクーラーはすでに設置されているかも知れませんが、水草水槽の場合はそこまでしている人は少ないと思います。

クーラーが設置できないのであれば、ファンを使って水温を下げてやる方法もあります。水槽の大きさにもよりますがファンは水温を2.3度下げてくれますから、メタハラを設置していなくても夏場は使用することをお勧めします。

 

太陽光について

オマケとして太陽光についても説明します。

よく考えてみれば、いちばん経済的な照明は太陽光でしょう。太陽光をアクアリウムで使えば、強力な光を電気代ゼロで手に入れることが出来ます。水槽照明として太陽光などを使うとどうなるのでしょうか?

太陽光を数字で考えてみましょう。快晴の日を例にあげると以下のような数値になります。

ケルビン → 12,000K

ルーメン → 100,000lm

波長 → 0.4〜0.7nmが1番多い

これをアクロオリジナルLEDトライアングル600と比較してみましょう。

ケルビン → 7,200K

ルーメン → 3,000lm

波長 → 0.4〜0.7nmの中でも緑の波長[0.5〜0.6nm]が少ない

 

太陽光のケルビン

快晴の日で比較しているため、色温度ケルビンを比較すると太陽光が圧倒的に高く見えてしまいますが、雨、曇りの日などを含めると平均は5000〜6000K程度です。総合的に見るとアクロの方が高くなります。

太陽は青く見えるためケルビンもそれなりに高いと考えがちですが、空の青には直射日光意外にも青色に見えてしまう別の原因があるため、色温度に関してはあまり比較しても意味がないように感じます。要は自分が好きな白さであれば良いんです。

 

太陽光のルーメン

太陽光は冬場の晴れた日でも50,000lmあり、晴れの日に比べ半減はするもののアクロとはケタ違いです。これだけエネルギーを持った光に照らされると、短時間でも水温が上昇し生体や水草へダメージを与えるリスクが高くなります。

水草光合成をするには60cm水槽で3000lmあれば大概の水草は十分です。私ならリスクを負ってまで太陽光を使おうとは思わないでしょう。余計な光を入れてコケだらけにするよりも水草の成長を最優先に考えます。

特殊な例として、上手く管理されている水槽であれば、直射日光が入ってもコケがあまり発生しない場合も確かにあります。逆にあえてコケを発生させ、金魚やメダカをグリーンウォーターで飼育する人もいます。

 

太陽光の波長

別の不安要素は波長です。太陽光はコケが好きな緑の光もたくさん含んでしまっています。これも直射日光を入れるとコケが生えやすくなってしまう理由の1つだと考えられます。

特に黒ヒゲゴケなど、黒っぽいコケは緑の光を活用する傾向があります。緑は自然界に溢れているように考えがちですが、植物に必要でないからこそ緑の光は反射され、葉が緑に見える訳ですからむしろ逆なんですね。

 

その他不安要素

太陽光だと日照時間を意図的に調節することが出来ません。必要以上に照り続ける事もありますし、天気の悪い日が続けば、太陽光が何日もとどかない場合もあります。

太陽光がアクアリウムで使われない理由としていちばん大きいのはこれなのかもしれません。

結論を言うと、太陽光は実用性に欠けるためアクアリウムではあまり使われません。実際自然界の水草より水槽の中の方が、水草が痛まずに成長してくれることは確かです。 

 

以上長々と説明しましたが、それぞれの照明の良し悪しが分かったでしょうか?自分の好みや飼育環境に合わせて、適切な物を探すのは意外と難しいことです。ざっくりとでもLED、蛍光灯、メタハラの特徴を抑えておくと、購入の際に無駄に迷うことはなくなるでしょう。

最低限必要な知識は書いたつもりですから参考にして下さい。ではまた。